アイヌ語入門3 

3−2 歌と踊りと楽器 <2 楽器のいろいろ>
2 楽器のいろいろ
●ロ琴(こうきん)



 下の写真は、一般に口琴(こうきん)と呼ばれる楽器の一種です。
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  竹製の口琴(左)と金属製の口琴(右)

 竹製の口琴は道内でも比較的多くの地域に伝わっていますが、 昔はそのような楽器はなかったというところもあります。
 長さ10〜15cmていどの薄いもので、 中央に弁(ベん)(振動させる細い部分)となる 切り込みを入れてあります。 弁の根もとあたりにつけた紐(ひも)を引いて弁を振動させ、 それを口の中の空間に響かせます。 このとき、息を吸ったり吐いたり、舌を上下させたり、 口の中を広くしたり狭くしたりすると、 音の響き方がいろいろに変わります。 その変化を曲として繰り広げていきます。

 多くの場合独奏(どくそう)するほか、 数個の口琴で合奏したりもします。

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 金属製の口琴は、主にサハリンでみられます。 弁の先端は少し反っています。 弁は直接指で弾くなど、竹製のものとは演奏のしかたが違います。

口琴は、他の民族にも様々な材料や形のものがみられます。
『安東ウメ子・ムックリの世界』
『安東ウメ子・ムックリの世界』 幕別町教育委員会            
幕別町在住の安東ウメ子さんによる口琴の演奏を収録 したCDです。

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竹製の口琴

竹製の口琴

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金属製の口琴

金属製の口琴