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20世紀の初頭、
ポーランド出身のブ口ニスワフ・ピウスツキ(1866-1918) は、
主にサハリン(樺太)でアイヌ語やアイヌの民俗についての調査を行ない、
口頭文芸を記録しました。
このとき現在のレコードにあたる蝋管(ろうかん)を使って録音を行なっており、
これが現在確認されるアイヌ語の音声記録としてはもっとも古いものとされています。
同じ頃から、金田一京助(きんだいち きょうすけ 1882-1971)は、
北海道各地やサハリンでアイヌ語の調査を行ない、
多くの物語を採録してそれらの研究を進めました。
その弟子の久保寺逸彦(くぼでら いつひこ 1902-1971)や
知里真志保(ちりま しほ 1909-1961)はさらに、
様々な種類の物語を採録し、
その整理・調査を行ないました。
これらの成果は、
現在までの研究に大きな影響を遣(のこ)しています。
久保寺逸彦さんが1935(昭和10)年に録音した
レコード
(2/2)
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