アイヌ語入門2 

2−2 さまざまな口頭文芸 < 神 謡 >
コラム ‐ 「カムイ」

 アイヌの信仰では、あらゆるものに"魂"が宿っており、 中でも動植物、火、水、 生活道具など人聞の生活に関わりの深いもの、 あるいは自然現象など人聞の力の及ばないものの多くを 「カムイ」として敬いました。 この「カムイ」というアイヌ語は、 日本語では「神」などと訳されることが多いようですが、 「神」などの日本語と必ずしも 意味が一致するものではありません。 そこで、このページでは、 出典の文献の記述をそのまま引用する場合を除き、 「カムイ」というアイヌ語を用いることにします。

知里幸恵『アイヌ神謡集』






知里幸恵『アイヌ神謡集』
神謡13編のローマ字表記のアイヌ語
原文と日本語訳を載せた文庫本です。